ニョードルム・ケアとSkovobjergが協働で住宅を施工。

ニョードルム・ケアとSkovobjergが協働で住宅を施工。

Skovergbj公園の管理者は、2020年の11月に住宅の増築を計画しました。それから2ヶ月半でニョードルム・ケアのモジュール式建築と契約が成立し、建築許可の申請が下りてモジュールが組み立てられ、Ikastに設置する準備が整いました。

気温の低い1月中旬のある夜、17トンの住宅がIkastの現場に特別輸送によって運び込まれました。住宅がクレーンで吊りあげられた際には、多くの人々が観に集まってきました。クレーンの操縦者と現場の作業員によって正確に住宅が敷地に設置されていく様子はとても印象的でした。1週間後、窓に明かりが灯り、床下の暖房が稼働して住宅に命が吹き込まれました。

Herning Folkeblad紙は、「数年前、IkastのSkovbjerg公園は既存の住宅を拡張し、待機リストを解消しなくてはなりませんでした。今日、全く新しい方法で住宅が建設されました。」と掲載しました。誌面を読む

-工場と自治体の迅速な仕事-

この度、柔軟な住宅の拡張計画を実現させるためニョードルム・ケアの住宅を購入しました。 EngesvangのABC Pavilloner工場が住宅の製造を請け負いました。「この住宅は移動可能であることが特徴的ですが、工場の名前から予想される一般的な”離れ”のようなものではありません」と、Skovbjerg公園とSTUの管理者であるKai Kirkebyはインタビューに応えていました。また、「住宅は現代的なデザインで注意深く観ないと取り外し移動可能であることがわかりません。住宅は20年間で4回移動できると言われています。しかし、現時点では住宅を移動する予定はありませんが、将来的にそのようなことに対応することができます。」と述べています。同園が新しい住宅を設置するこのアイディアは、11月に生まれました。

「このプロジェクトは迅速に進められました。建築許可の取得や保健福祉委員会と市議会での処理など自治体での手続きだけでなく、住宅の製造においても職人たちが昼夜を問わず作業を行ってくれたことによるものです」とKai Kirkeby氏は述べています。モジュールを載せた特別輸送のトラックががHagelskärvejを訪れるのは今回が最後ではないかもしれません。Skovbjerg 公園では、このタイプの住宅に多くの可能性を見出しています。このようにして建設することで、大きな柔軟性があります」とKai Kirkeby氏は話します。「承知の通り、住宅は必要に応じて移動できます。必要に応じて、複数の住宅と一緒に建設することもできますし、Skovbjerg公園の新しい住宅のように、独立して建設することもできます。長期的に見ると、このコンセプトに従って高齢者向けの住宅、逆に、若者向けの環境を作ることもできます。多くの可能性を持っており、ニーズに合わせて適応させることができます。」と管理者は述べています。また、この方法は待機リストの解消により素早く対応することができる点でとても優れています

Photo: Dejan Alankhan
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特別なニーズを持つ人々のために、社会科学の知見に基づき建築家が設計した住宅です